マスクをしたまま川や海にに落ちると泳ぎの達者な人でも息が苦しくなり数分でおぼれてしまうことが検証実験でわかったようです!まんがいち、マスクをしたまま水に落ちた場合は速やかにマスクを取り外すことを心がけてくださいと一社法人水難学会会長、国大法人長岡技術科学大学大学院教授の斎藤秀俊さんが呼びかけています
マスクをしたまま水に転落
どうなるのか?
水に落ちるとすぐにマスクが水を吸うので呼吸ができなくなります。また顔とマスクの間に水が入るので大変危険な状態になるようです。ウレタンマスクは吸水性が良いので、マスクの端が顔面と密着して息を吸おうとすると、マスクと顔の間にとどまった水を吸い、さらにマスクが鼻や口に密着して、マスクに吸収された水をも吸うことになります。つまり、水中で水を吸い込むのと同じことになるようです。
直ぐにマスクを外してください
そのままだと鼻からどんどん水が入るので、海であれば強烈に鼻が痛くなります。そのため背浮きを長く行うことも、呼吸をすることもできない状態になるようです。そしてと苦しさと鼻の痛さに耐えかねて立ち上がれば良いですが足のつかない池とか川だと、背浮きの達者であっても、確実に溺れてしまうようです。
救命胴衣を着用時
知ってますか? マスクをしたまま水に転落したら呼吸ができない(斎藤秀俊) - Y!ニュース https://t.co/PRQ7BQtcjh
— 水難学会事故調 (@uitemate_invest) 2021年4月7日
救命胴衣を着用していても、落水したら、まず緊急行動としてマスクを外してください。救命胴衣の浮力のおかげですぐには沈まないので落ち着いてマスクを外すことができます。膨張式救命胴衣の場合には、自動膨張式でなければなりません。手動膨張式では膨張させる手間とマスクを外す手間と、緊急時に2つを確実に操作することは水の中では厳しいですし、そもそも、同時にマスクを外すような緊急行動を想定せずに開発されています。散歩中に水に落ちるなど、救命胴衣を着用してなかったら、とにかくマスクを外し、背浮きになって救助を待っていてくださいとのことです