4月6日に愛知県で行われる東京オリンピックの聖火リレーのコースに、男性限定区間「女人禁制」があり、「男女平等の五輪憲章に反する」と批判の声が上がっています。問題とされている区間は愛知県半田市内で舟で通るコースが「男性限定」となっているようです
女性専用車両も女性限定アパートも批判しないくせに、男性限定区間だけについて文句をいうね🙄 左派は不公平が好きだな
— ナザレンコ・アンドリー (@nippon_ukuraina) 2021年4月1日
男性限定区間 舟「女人禁制」理由も批判の声 | 毎日新聞 https://t.co/cjkYG7IRWD
半田市では江戸時代から続く「ちんとろ祭り」で使用されている舟に聖火ランナーを乗せて聖火を運ぶコースになっていますが、舟が伝統的に「女人禁制」である理由から、半田市の申請を受け愛知県実行委員会が決定したとのことです。このコースについて「男女平等をうたう五輪憲章を理解していないのでは」と批判の声が上がっているようです。
男性限定コース
愛知県実行委員会や市によると、「男性限定」コースは半田運河を通る約200メートルの区間で聖火ランナーのほか、地元住民の計約30人の男性が舟に乗り込み、おはやしを奏でて祭りを再現する予定だそうです。計画当初から女性は乗せれないけど大丈夫なのか?それでもやるのか?という議論は多数出てたそうですが、国や県や市の担当が断れなかったようです
市は地元の祭りをPRする目的から、舟によるリレーを県実行委に提案したとしています。昔から、舟に乗れるのは男性に限られてきたため聖火リレーでも男性限定にしたようです、。祭りを取り仕切る地元の男性役員によると、舟に乗る警察官や報道関係者も全て男性で県に提案する際、舟が伝統的に女人禁制であることも伝えたようです。
市の担当者は「五輪精神にそぐわないところもあるかもしれないが、祭りはそういうもの。歴史と伝統文化か、最新の常識かの問題だ」と説明しているようです。県実行委の担当者も「地元の魅力を発信したいという市の意見を尊重した。相撲などと同じ伝統なので、特段問題にはならず承認した」と話しています。
五輪採火式は男性禁制
男性限定区間や女人禁制はオリンピックに反してるという意見があるなか、五輪採火式は男性禁制でおこなわれているとのことです。
伝統的に、オリンピックの開会式が行われる数か月前に、古代オリンピックが行われていたペロポネソス半島のオリンピアにおけるヘーラーの神殿跡で採火されている。聖火トーチへは、太陽光線を一点に集中させる凹面鏡に、炉の女神ヘスティアーを祀る11人の(女優が演じる)巫女(処女であることが前提)がトーチをかざすことで火をつけている。また、この儀式の本番は非公開とされており、テレビなどで見られる採火の場面はマスコミ向けの“公開リハーサル”である。なお男子禁制の儀式である。