埼玉県朝霞市の朝霞第五小学校で、給食の皿うどんの麺を食べた児童と教諭合わせて7人が歯が欠けるなどの被害が出ました。市は調理の際に揚げすぎて麺が固くなったことが原因だとしています。この小学校では皿うどんが提供される前日も納品業者のミスで6年生の一部のクラスにドーナツの賞味期限が1年も切れていたものを提供していたことがわかりました。朝霞市学校給食課は「給食は子どもたちに安心して食べてもらうべきもので、二度とこのようなことがないように再発防止策を講じていきたい」と話しています。
給食の皿うどん 麺揚げすぎで児童ら7人の歯が欠ける 埼玉 朝霞 #nhk_news https://t.co/D5n9PNgrqA
— NHKニュース (@nhk_news) 2021年3月13日
朝霞市によりますと「朝霞第五小学校」で11日、給食で提供された皿うどんを食べた1年生から5年生までの児童6人と教諭1人の合わせて7人の歯が欠け、このうち児童3人が病院で治療を受けたほか、別の児童数人の口の中が傷つく被害が出ました。
朝霞第五小学校
朝霞第五小学校
埼玉県朝霞市泉水3丁目16−1
令和3年3月12日までの経過
市は皿うどんに使用した中華麺を本来は2分から3分揚げるべきところを誤って10分ほど揚げてしまい、麺が固くなったことが原因だとしています。この小学校では学校内で給食を調理していて、栄養士が作る「調理指示書」では適切な揚げ時間が記載されておらず、担当した調理業者のスタッフ2人が「揚げ不足だ」と判断してしまったということです。
令和3年3月11日(木曜日)に、朝霞第五小学校の給食において「皿うどん」を提供した際、麺が固く、児童や教師の歯が欠けるなどの事故が発生。
被害状況
- 歯が欠けた 児童6名(1年生1名、3年生1名、4年生2名、5年生2名)
教師1名
- 口の中が傷ついた 児童数名3名(3名が病院で治療を受けた)
経緯
皿うどんの麺を必要以上(10分程度)揚げたことで固くなってしまい、児童等がこれを喫食し歯が欠けるなどの事故が発生した。
対応
発生状況を確認し再発防止対策を講じます。
調理業者
業者名 ハーベストネクスト株式会社
住所 神奈川県横浜市保土ヶ谷区岩間町二丁目120番地
電話 045-336-1120
ポンデドーナツ賞味期限切れ
3月10日(水曜日)朝霞第五小学校の6年2組で実施したリクエスト給食(卒業祝いのための特別給食)において、児童に提供したポンデドーナツ(チョコレートがけ)25個のうち5個の賞味期限が切れており、2名の児童が食した事案が発生しました。納入業者において、サンプルの細菌検査を実施し、異常がないことは確認しております。また、学校にて食した児童の健康状態を確認したところ、現在のところ異常は認められておりません。