石川県中能登町武部で2021年2月15日午前0時15分ごろ、同町の元副町長の広瀬康雄さん６５歳と、母親とみられる90歳の女性が自宅で血だらけで倒れていて意識がないと、消防を通じ県警七尾署に連絡がありました。2人は病院に運ばれましたが死亡が確認されました。部屋からは凶器と見られる血痕の付いた包丁が押収されました。七尾署が詳しい状況を調べています。
石川県鹿島郡中能登町末坂9部46番地（町役場）
事件の現場
事件が起きた石川県中能登町武部の場所
広瀬さんの自宅はＪＲ七尾線の能登二宮駅から北東におよそ１キロ離れた場所にある住宅街で広瀬さんは母親と妻と3人で暮らしていたようです。広瀬さんは、３月１６日の中能登町長選に出馬を表明し、副町長を１月に辞職していたそうです。投票は３月２１日の予定でした。事件はこの選挙と何らかの関係があったのでしょうか？
深夜に誰が通報したのか？
事件があったのは2月15日深夜0時です。県警七尾署によりますと、二人は同じ１階の部屋でいずれも首から出血しており、倒れていたようです。外部からの侵入や荒らされた形跡はないということです。犯行現場が密室だったことから、こんな深夜に誰が通報したのでしょうか。
通報は娘さんが連絡
15日午前0時すぎ、中能登町武部にある元副町長の廣瀬康雄さんの住宅で「家族2人が血だらけで倒れていて意識がない」と廣瀬さんの三女から消防に通報があったようです。七尾署によりますと、現場には60代の男性と90代の女性の2人が首から血を流して倒れているのが見つかり、病院で死亡が確認されたということです。警察は、廣瀬さんの娘さんの話などから、亡くなったのは廣瀬さんとその母親とみて身元の確認を進めるとともに詳しい状況を調べています。広瀬さん宅には14日夜、親族が7人集まって夕食を共にとり、広瀬さんは居間で寝たとところ、深夜０時頃行方がわからなくなり妻が探したところ、妻と長女、三女が倒れている2人を見つけたとのことです。
事件の詳細
事件のあった場所付近
石川県鹿島郡中能登町武部ケ５１付近
近隣の方は警戒してください
広瀬さん宅には14日夜、親族が集まって宿泊し、広瀬さんは居間で寝ていたようです。母親が倒れていたのは、１階の寝室のベッドの上で、広瀨さんも同じ部屋の床の上であおむけに倒れていたようです。いずれも首から血を流していたとのことです。妻と長女、三女が倒れている2人を見つけ三女が119番通報を行ったようです。外部から侵入したり、室内を荒らされたりした形跡はなく、家族は争った声も聞いていないということです。いずれにしても犯人が近くにいるなら近隣の方も警戒が必要です。
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