気象庁は2月14日に令和3年2月13日23時08分頃の福島県沖の地震に伴う大雨警報、注意報発表基準の暫定的な運用についてという文書を発表しました。2月13日に震度6強の地震のあった東北や関東では、急速に発達する二つのダブル低気圧が発生し、ともに「爆弾低気圧」へ急発達をして日本付近を通過します。そのため広い範囲で荒天、あるいは大荒れの天気となりそうです。
このダブル爆弾低気圧の中でも、日本の南側を通過する低気圧は24時間で36hPaも気圧が下がる予想です。特に関東から東北にかけての沿岸部では15日午後から警戒が必要です。あす15日(月)の夕方から夜にかけて、福島県から宮城県、岩手県の沖合を通過する見込みで、東北地方でも太平洋側の沿岸部を中心に、雨や風が強まる予報です
地震の余震と大雨に警戒
【気象庁「東日本大震災の余震とみられる」】
— 日テレNEWS / 日本テレビのニュース・速報 (@news24ntv) 2021年2月13日
▶https://t.co/vouvo278t3
宮城県と福島県で震度6強を観測した地震について、10年前に起きた東日本大震災の余震の一つとみられると発表しました。その上で、今後1週間程度は最大震度6強程度の地震に注意するよう呼びかけています。 pic.twitter.com/vFmcfWpvn9
令和 3 年 2 月 13 日 23 時 08 分頃の福島県沖の地震に伴う大雨警報・注意報発表基準の暫定的な運用について、令和 3 年 2 月 13 日 23 時 08 分頃の福島県沖の地震による地盤の緩みを考慮し、揺れの大きかった宮城県、福島県及び栃木県の市町村について、大雨警報・注意報の発表基準(土壌雨量指数基準)を引き下げて運用します。
令和 3 年 2 月 13 日 23 時 08 分頃の福島県沖の地震により、宮城県と福島県で最大震度 6 強、栃木県で最大震度 5 強を観測しました。宮城県、福島県及び栃木県の揺れの大きかった地域では、地盤が脆弱になっている可能性が高いため、雨による土砂災害の危険性が通常より高まっていると考えられます。このため、これらの地域では通常よりも警戒を高めるため、当分の間、各気象台が発表する大雨警報・注意報の発表基準(土壌雨量指数基準)について、通常基準より引き下げた暫定基準を設けて運用します。詳細は下表の通りです。
暫定基準を設ける対象の市町村
震度5強以上の地域では、しばらくの間、通常基準の7割から8割の基準で発表されます。
宮城県
- 7 割 蔵王町、石巻市、岩沼市、登米市、川崎町、亘理町、山元町
- 8 割 仙台市西部、仙台市東部、塩竈市、白石市、名取市、角田市、栗原市東部、東松島市、大崎市東部、大河原町、村田町、柴田町、丸森町、松島町、七ヶ浜町、利府町、大郷町、大衡村、涌谷町、美里町
福島県
- 7 割 相馬市、新地町、国見町、福島市、郡山市、郡山市湖南、須賀川市、南相馬市、伊達市、本宮市、桑折町、川俣町、天栄村、広野町、楢葉町、川内村、大熊町、双葉町、浪江町
- 8 割 飯舘村、葛尾村、富岡町、いわき市、二本松市、大玉村、田村市、小野町、鏡石町、玉川村、矢吹町、泉崎村、中島村、浅川町、白河市、猪苗代町
栃木県
- 8 割 高根沢町、那須町
問合せ先:大気海洋部 気象リスク対策課 担当 桑嶋
代表電話 03-6758-3900(内線 4219) FAX 03-3434-9081
直通電話 03-3434-9051
<