東北新社が総務省幹部を4回も違法接待したと報じられました。4回の接待の時すべてに同席していたのは菅首相の長男で、東北新社に勤務する菅正剛さんです。「週刊文春」は接待の様子の決定的瞬間をスクープ。違法とされる金券授受の瞬間などを撮影しているようです。総務省は接待の事実関係を認め、その違法性について確認作業を始めているようです
総務省の幹部らが、同省が許認可にかかわる衛星放送関連会社に勤める菅義偉首相の長男から、国家公務員倫理法に抵触する違法な接待を繰り返し受けていた疑いがあることが「週刊文春」の取材で分かったそうです。
菅首相の長男 総務省幹部を違法接待【決定的瞬間をスクープ撮】 #菅義偉 #スクープ速報 #週刊文春 #文春オンラインhttps://t.co/9dNBpcILqs
— 文春オンライン (@bunshun_online) 2021年2月3日
接待を受けたのは、今夏の総務事務次官就任が確実視されている谷脇康彦総務審議官、吉田眞人総務審議官(国際担当)、衛星放送等の許認可にかかわる情報流通行政局の秋本芳徳局長、その部下で同局官房審議官の湯本博信氏の計4名だそうです。昨年の10月から12月にかけてそれぞれが株式会社東北新社の呼びかけに応じ、都内の1人4万円を超す料亭や割烹、寿司屋で接待を受けていたと報じられています。また、手土産やタクシーチケットを受け取ったとする写真も公開されていました。利害関係者との会食では、割り勘であっても1人当たりの金額が1万円を超える際に義務付けられている役所の倫理監督官への届出も出していなかったそうです。
違法!弩級のスクープが来た。 https://t.co/UQRm1cyTcY
— 清水 潔 (@NOSUKE0607) 2021年2月3日
4回の接待のすべてに同席していたのは菅首相の長男で、東北新社に勤務する菅正剛氏と報じられています。「週刊文春」は接待の様子を取材、違法とされる金券授受の瞬間などを撮影しているようです。総務省は接待の事実関係を認め、その違法性について確認作業を始めたとのことです。これが事実なら大変なことになりそうです
東北新社広報室回答
「情報交換を目的として弊社社員が総務省の方と会食することはある。その際には公務員倫理規程に配慮しており、株式会社東北新社は利害関係者に当たらないと認識している」とコメントしています
正剛氏は総務省認定社の取締役を兼務
菅首相の長男の正剛氏は東北新社の社員でもあり、総務省から認定を受けている株式会社囲碁将棋チャンネルの取締役を兼務しています。また他の接待同席者の中にも認定を受けている東北新社の子会社社長らが含まれているとのことです。東北新社自体は利害関係が無いとしても認定を受けている会社は逃れることは難しいといわれています
総務省大臣官房秘書課
総務省大臣官房秘書課は「(4人は)先方からの求めに応じてご指摘の会食に至った。飲食代、手土産、タクシーチケットについては費用を負担することとするとともに、届出が必要な者については、本日(2月2日)、届出を行った」と回答しています。利害関係者との会食に必要な届出を出させたことを認めた。また、接待の違法性について見解を問うと、「事実関係を確認中のため、お答えは差し控えたい。便宜等は一切行っていない」と答えたようです。