クラスター(感染者集団)
発生件数は3987件
2021年1月15日で新型コロナウイルスの感染者が国内で初確認されてから1年間が経ちました。この1年間の新型コロナに感染した人の数や状況を厚生労働省が集計を行ったところ2人以上のクラスター(感染者集団)が発生した件数は3987件発生していたことが1月17日、厚生労働省の集計で分かりました。発生場所の内訳は1番多かった場所は飲食店で860件(全体の22%)でした。マスクを外しての会食が感染を広げていると分析ししています。
5人以上のクラスター事例807件
分科会メンバーの東北大教授の押谷仁さんは、2020年12月以降に報告があった5人以上のクラスター事例807件を分析したところ、1番多かった場所は医療機関や福祉施設での発生が45%、飲食関連は19%で、約半数が接待を伴う飲食店だったようです。教育施設では123件で高校が41件と目立ち、部活動関連が11件でした。
- 医療機関や福祉施設での発生が45%
- 飲食関連は19%
- 教育施設では123件で高校が41件
- 部活動関連が11件
性別年代別コロナ感染状況
性別の内訳は、男性が55%、女性が45%で、男性の方がやや多い。年代別では、20代が最多で全体の24%を占め、30代16%、40代15%と続いた。若年層では症状のない人も少なくない。60代以上は23%でした。
新型コロナ感染原因
密(密閉・密集・密接)の環境で飛沫(ひまつ)感染のリスクが高く、医療機関や福祉施設、飲食店、職場など多様なクラスター(感染者集団)の発生が感染拡大の要因となっている。
感染者数の多い県
14日時点で都道府県別
- 東京都の8万68人
- 大阪府3万6434人
- 神奈川県3万691人
- 愛知県2万66人
- 埼玉県1万9281人
※大都市圏ほど感染者が多い
最も少ない県
- 鳥取県の170人
- 秋田県181人
- 島根県230人