埼玉県の戸田中央総合病院で、これまでにない大規模なクラスターが発生しました。NHKの報道によりますと職員と患者310人の感染が確認され、31人が死亡していた大規模なクラスターとなっています。戸田中央総合病院について、15日夜に会見を開き、職員と患者の接触時に感染対策が不十分だったなどと発表しました。
2021/01/15
この度は、当院での新型コロナウイルス感染症の院内感染によるクラスターにより入院中の患者様並びに職員に多くの感染が発生し、地域の皆さまには多大なご迷惑とご心配をお掛けしておりますこと、深くお詫び申し上げます。
当院では、1月6日に戸田中央総合病院・埼玉県・南部保健所・厚生労働省新型コロナウイルス感染症対策本部クラスター対策班・厚生労働省新型コロナウイルス感染症対策本部地域支援班による合同対策本部を設置し、新型コロナウイルス感染症の拡大防止に努めてまいりました。現在の状況や対応につきまして、ご報告申し上げます。1、症例数について
職員163名、患者数147名の合計310名(現在40名が同院に入院中)
1月13日における県発表では、県管轄保健所で把握した247名であったが、その後精査し以下の人数分を追加
・県管轄外の保健所分など 45名
・入院患者以外で関連すると判断したもの(退院後の陽性判明など) 18名2、感染源と考えられる事由について
感染源については現在、調査中3、合同対策本部による主な対策
●早期探知、早期対応の強化
●ゾーニング再編と感染管理の強化
・手指衛生の強化
・職員間感染防止のため、職員の更衣室のスペースを十分に確保
・ゾーニングに応じた着脱を含め、防護服に関する指導を実施
・直接、患者を抱きかかえるなど触れ合う機会の多い検査技師やリハビリに関わる職員への防護服の指導を実施
●人員体制の強化
・グループ内の他病院からの職員支援(約20人)
・復職職員への感染予防等の指導
●東京医科大学(感染症の専門家)との連携このような対策により直近1週間では11名の新規発生にとどまっております。
当院といたしましては、埼玉県・南部保健所・厚生労働省新型コロナウイルス感染症対策本部クラスター対策班・厚生労働省新型コロナウイルス感染症対策本部地域支援班・東京医科大学と連携し、早期の医療機能回復に向けて引き続き感染拡大防止に努めてまいります。
2021年1月15日 戸田中央総合病院 院長 原田 容治
https://www.chuobyoin.or.jp/2021/01/notice_covid19/
当院の新型コロナウイルス感染症発生のご報告(第6報)
2021/01/081月4日(月)から1月7日(木)にかけて職員14名および入院患者11名が新型コロナウイルス感染症と診断されました。陽性と診断された職員につきましては療養に入っております。
当院では患者様の安全を確保するため、1月4日(月)以降も引き続き下記の通り一部診療体制を制限させて頂いております。
病棟の新規入院患者様の受入停止
外来の新規患者様(初診・紹介)の受入停止
再診は診療しております。
救急外来の受入停止
引き続き、保健所と連携して、院内での感染拡大防止策を徹底してまいります。また今後の状況につきましては随時ホームページにてご報告申し上げます。1日も早い通常診療体制に向けて対応してまいります。
患者様、地域の方々にはご心配、ご不安をおかけいたしますが、職員一同、引き続き感染拡大防止に全力で努めてまいります。何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。2021年1月8日 戸田中央総合病院 院長 原田 容治
当院の新型コロナウイルス感染症発生のご報告(第5報)
2021/01/0512月29日(火)から1月3日(日)にかけて職員53名および入院患者14名が新型コロナウイルス感染症と診断されました。陽性と診断された職員につきましては療養に入っております。
当院では患者様の安全を確保するため、引き続き下記の通り一部診療体制を制限させて頂いております。
病棟の新規入院患者様の受入停止
外来の新規患者様(初診・紹介)の受入停止
再診は診療しております。
救急外来の受入停止
引き続き、保健所と連携して、院内での感染拡大防止策を徹底してまいります。また今後の状況につきましては随時ホームページにてご報告申し上げます。1日も早い通常診療体制に向けて対応してまいります。
患者様、地域の方々にはご心配、ご不安をおかけいたしますが、職員一同、引き続き感染拡大防止に全力で努めてまいります。何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。2021年1月5日 戸田中央総合病院 院長 原田 容治
戸田中央総合病院
〒335-0023 埼玉県戸田市本町1-19-3
048-442-1111
戸田中央総合病院では、去年11月に職員の感染が確認されて以降、15日までに職員163人、患者147人、あわせて310人の感染が確認され、31人が死亡していて、大規模なクラスターとなっています。埼玉県は会見で、感染が拡大した理由について、職員が治療の際、患者を抱きかかえるなどの場面で、感染対策が十分でなかったことなどを挙げました。病院は、この1週間の感染者数は11人で、状況は収束に向かっているとの認識を示しつつ、引き続き感染拡大防止につとめていくとしています。