29日午前1時半すぎに、西日本を中心に広い範囲で、たくさんの火球が観測されました。専門家は「最後の燃え上がるような明るさは、満月級だったと見られる」と分析しています。三重県や愛知県などに設置されているNHKのカメラには、南の空に火球があらわれ、数秒間、落下した後にひときわ明るさを増して輝き、一瞬、空全体が明るく照らし出されている様子が映っていました
火球とは
火球とは、流星の中でも特に明るいもの。大気中で蒸発したものも、隕石となって地表に落下したものも、一定以上の明るさで光れば、どちらも火球と呼ばれる。
火球「最後の燃え上がる明るさ満月級か」専門家 目撃は広範囲
流れ星の中でも特に明るく輝く火球が、29日午前1時34分ころ、流れ星の中でも特に明るく輝く火球が、西日本を中心に広い範囲で観測されました。
インターネットのSNSでも火球を見たという投稿が相次ぎ、目撃情報は東海から近畿、それに四国など広い範囲に及びました。
流れ星の中でも特に明るく輝く火球が、29日午前1時半すぎに、西日本の広い範囲で、観測されました。https://t.co/QCOgTZy7qp pic.twitter.com/RKTx7zYwkN
— NHKニュース (@nhk_news) 2020年11月28日
先ほど、11月22日01時11分に東京で見られた火球(明るい流れ星)です。実際のスピードで再生されます。
— KAGAYA (@KAGAYA_11949) 2020年11月21日
流れた方向からしておうし座流星群でしょうか。最後に爆発して明るくなりました。 pic.twitter.com/siFSji0Gxe
先ほど、11月26日04時01分に東京で撮影した火球(明るい流れ星)です。実際のスピードで再生されます。
— KAGAYA (@KAGAYA_11949) 2020年11月25日
爆発してたいへん明るくなりました。流れた後に淡く光る筋(流星痕)が残っています。
関東地方の広い範囲で見えた可能性があります。 pic.twitter.com/J5GDDdVCXY
おぉ♪ちゃんと火球写ってた
— テト📸ロドトキシン (@tetominazuki15) 2020年11月28日
ヾ(´∇`)ノ pic.twitter.com/ijYOHeK3xp
2020年11月26日4時頃の東京大学木曽観測所における「火球(かきゅう)」。
— ライブカメラDB (@livecam_db) 2020年11月25日
東京大学木曽観測所天文台星空ライブカメラ(長野県木曽町三岳) https://t.co/HIa7kn5K0V #火球 #ライブカメラ pic.twitter.com/F991L8zfCX
火球に詳しい神奈川県にある平塚市博物館の学芸員の藤井大地さんは、「火球は比較的、速度が速く、最後の燃え上がるような明るさは、満月級だったと見られる。複数の位置から観測した映像を分析すれば、軌道を割り出してどこからきたものか推定できるかもしれない」と話しています。