北海道や大阪府の新型コロナの新規感染者数の状況が、政府の分科会が示す基準で最も深刻なステージ4(爆発的感染拡大)に迫ってきています。全国の重症者410人 4日連続で過去最多を更新し大阪府では26日の段階で、新規感染者数や陽性率、感染経路不明割合など6項目の指標のうち五つは26日時点で既に基準を超過しています。残る病床の逼迫度合いも基準値が目前で、12月に入ってステージ4の感染爆発に移行するのは時間の問題と見られています
新型コロナステージ4とは
ステージ4とは爆発的な感染拡大および深刻な医療提供体制の機能不全を避けるための対応が必要な段階となっています。前回緊急事態宣言が発令されたときの基準より現在はさらに悪化している状況とみられます!ステージ3と比べて集団感染が広範に多発する等、感染者が急増し、新型コロナウイルス感染症に対する医療提供体制への負荷がさらに高まり、一般医療にも大きな支障が発生することを避けるための対応が必要な状況です!
ステージ4で発令されること
- 不要不急の外出制限
- 夜間の外出制限
- 県をまたぐ移動
- 酒類を提供するお店の休業
- GoTo事業の中止
- イベントの自粛中止
緊急事態宣言が発令する時期
政府では12月2日からGoToトラベルの一部地域の除外を開始して約2週間様子を見るとしています。効果がみられるのは3週間後の12月22日以降になります。この時点で感染拡大が治まっていない場合はクリスマスや年末年始にあたる期間に緊急事態宣言が発令される可能性は高くなるとおもわれます
年末年始に緊急事態宣言が出た場合
- 県をまたぐ帰省の自粛
- 初詣など年始行事の自粛
- 箱根駅伝などの公道を使用する競技
- 高速道路の一部利用停止
- 鉄道の運休
緊急事態宣言の解除の目途
仮に緊急事態宣言が12月23日に発令された場合、最短で感染者数が減少に向かうのは3週間後の1月10日前後になります。政府が当初来年の仕事はじめを1月11日ころまで伸ばすよう要請した時期とかさなります。
パンデミックス終息までのプロセス
- ヒト感染のリスクは低い、またはヒト感染は報告されていない状態
- ヒトへの感染が報告されている状態
- パンデミックの潜在的脅威がある状態
- 小規模の流行 小規模感染(単独国家内での感染)の状態
- パンデミックとなる可能性は中~高程度の状態
- 大規模の流行 相当数の感染(複数の国家での感染)の状態
- 世界的な大規模流行 グローバルパンデミック(世界流行)状態
- 流行の消退 流行のピークは過ぎたものの、流行再燃の懸念が残る状態。
現時点では6番目まで来ています!これから寒くなるとともに感染拡大は広がって一気に医療崩壊を招く可能性があります。充分に警戒と準備が必要になります
「指定感染症」延長へ
暫定的に「指定感染症」に位置付けられている新型コロナウイルス感染症の法的扱いを来年2月以降も延長する方向で政府が調整していることが26日、分かった。期限は来年1月末だが、ウイルスの特徴や現在の流行状況を踏まえて、引き続き感染者への入院勧告や就業制限、療養先や自宅からの外出自粛などの措置が必要と判断した。