感染拡大に歯止めが効かない北海道の鈴木直道知事は16日、道内の新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、札幌市内の外出自粛や札幌市とその他の地域の往来の自粛を道民に要請すると発表しました。その反面で人の移動を促す「GoToトラベル」や「GoToイート」は継続するとし道民は「結局、何をどこまで自粛するのか」との戸惑いに、いら立ちが広がっているようです。
ステージ4の定義とは
ステージ4は１日の新規完成者数が７９６人を超えた場合に発令されるもので感染者の急増及び医療提供体制における大きな支障の発生を避けるための対応が必要な段階としています。現在のステージ３と比べて集団感染が広範に多発する等、感染者が急増し、新型コロナウイルス感染症に対する医療提供体制への負荷がさらに高まり、一般医療にも大きな支障が発生することを避けるための対応が必要な状況。事業者に対する施設の使用制限など強い協力を要請できることになっています。
知事から出された要請
今回の対応に対して知事はすべてにおいて「感染リスクが回避できない場合」が対象としていることが大きなポイントです！基本的には外出や旅行、会食、往来などは特に制限を設けていません。
具体的な感染リスクの回避とは
- ３つの密（密閉，密集，密接）が発生する場所を徹底して避けてください。
- 大人数での会食や飲み会を避けてください。
- 大声を出す行動（飲食店にて大声で話す，カラオケやイベント，スポーツ観戦等で大声を出すなど）を自粛してください。
- マスクの着用，手洗い，消毒，換気を徹底してください。
上記に該当する場合は自粛してくださいということのようです。
飛沫感染と接触感染
新型コロナウイルスの感染で注目されているのは飛沫感染が主で感染者が触れたものを接触することによる感染する接触感染はあまり進んでいないように思われます。接触感染を防ぐには外出しないのが１番ですが身近なところでは手袋をするなどの対応方法もあります。
旅行は感染に影響は無いと判断
こうした中、「Go To トラベル」については「静かに食事を楽しみながら温泉に入ることで感染が相次いで確認されているわけではない」と述べ、見直しは不要との考えを示しています。また「Go To イート」については「4人以下で2時間」という具体例を挙げ、国に制限の検討を求めると強調しています。旅行や移動が問題無いのであれば、５月の緊急事態宣言の県をまたぐ移動の自粛はなんだったのか？疑問の声も多数あがっているようです
