11月14日午後8時ごろ、山口県上関町の県道の上関大橋のつなぎ目付近で「車が橋の上にできた段差にぶつかった」と110番通報がありました。山口県上関町の県道の上関大橋と聞くと本州と九州を結ぶ関門大橋をイメージした方もいらっしゃるかもしれませんが、関門大橋ではありません
所轄の柳井署によると、橋の本土側と海をまたぐ部分の接合部にできた20センチほどの段差に乗用車のバンパー部分がが衝突した模様です。柳井地区広域消防組合によると、男女2人が救急車で運ばれ午後8時15分から上関大橋は全面通行止めになっているようです。
上関大橋の道路のつなぎ目に約20センチの段差ができた
山口県上関町で2020年11月14日午後11時ごろ
大山典男さん撮影 毎日新聞
関門大橋ではありません!
上関大橋は、上関町の室津半島と長島を結ぶ唯一の道路で、現在島は孤立状態で行き来ができなくなっているようです。町役場によると、15日午前6時から午後10時まで代替の渡船を随時運航するとしています。第6管区海上保安本部によると、橋に船などが衝突した情報はないという。県は橋の接合部に段差ができた原因を調べています。
上関大橋を渡ってみた!
今回段差が発見された場所は映像の最初から40秒付近です。橋と道路のつなぎ目部分になります。映像は段差ができる以前の物です
長島はどんな島?
長島(ながしま) 熊毛群島
海関の島
- 住所:山口県熊毛郡上関町大字長島
- 島面積:13.73km2
- 周囲:35km
- 標高:314.4m
- 人口:489人
山口県南東部に突き出た室津半島の先端と上関大橋で結ばれた長島。海岸線は複雑で入り江が多く、古くから風待ち潮待ちの船で賑わいを見せている場所です。北部の上盛山を最高点として200m前後の山々が連なっていて谷間の入り江には上関、戸津、蒲井、白井田、四代の5つの集落があり、時代を感じさせる町並みに出会うことができる場所です。
上関の町並みは
上関の町並みは上関は中関(防府)、下関と共に周防灘三海関として知られ、中世には瀬戸内海で権力を振るう村上水軍が税を取り立てるための砦が築かれ、江戸時代には萩・毛利藩の海関があった。島内には御茶屋、御客屋、越荷会所があった地として碑が建てられています。
旧上関番所
長島の中心である上関地区は旧上関番所などの古い町並が残され、物産センターもある。白井田八幡宮や蒲井八幡宮の樹林は天然記念物や自然記念物として保護されています。蒲井港にある「在庫の跡」とは江戸時代の年貢米倉庫跡です。四代港は南端の四代地区は藩政時代の政治の中心地で、かつて宰判所(当時の役所)が置かれていた場所です。四代港は小さな漁船が並ぶ長閑な漁港だが、田ノ浦は原発建設予定地となっており、賛否で揺れる地域です。