映画パイレーツオブカリビアンなどでも有名なアメリカの俳優のジョニーデップさんが映画配給会社のワーナーブラザースから、「ファンタスティックビースト」のグリンデルバルド役を降板するよう言われたことをご報告しますと発表しました。
降板の理由は
ジョニーデップさんが起こしていた元妻アンバーハードに対して暴力を振るっていたとする記事が原因とみらています
ファンタスティックビースト
ファンタスティックビーストは2013年9月に映画「ハリー・ポッター」シリーズの新作として映画化が発表された作品です。当初は3部作とされていましたが、2016年10月にローリングはこのシリーズが5部作に変更されることになると発表しました。「ハリーポッターと賢者の石」の70年前を舞台に、ホグワーツ魔法魔術学校指定教科書「幻の動物とその生息地」の著者であるニュートスキャマンダーを主人公に据えたスピンオフ作品です。
ファンタスティック・ビーストシリーズ - Wikipedia
ジョニーデップ出演の作品
- シザーハンズ
- ギルバート・グレイプ
- エド・ウッド
- スリーピーホロウ
- パイレーツオブカリビアン シリーズ
- ネバーランド
- チャーリーとチョコレート工場
ジョニーデップのコメント
「自分は暴力はしていない」と訴えるイギリスでの民事裁判敗訴からわずか4日後に「ファンタスティック・ビースト」3作目から降板されたことにつてコメントしています。
「最近起こったことについて、以下のような短い声明を発表したいと思います。まずは、僕を忠実に支えてくれたみなさんに感謝したいと思います。この2日間はとくに、みなさんから心配や愛のメッセージをいただけたことに感動していました。ふたつめに、ワーナー・ブラザースから、『ファンタスティック・ビースト』のグリンデルバルド役を降板するよう言われたことをご報告します。僕はその要望に敬意を表し、従うことにしました。最後に言いたいのは次のことです。イギリスの裁判所が下した信じられない判決は、真実を語るための僕の闘いを変えることはしません。僕は上訴します。その決意は固いです。僕について言われていることは嘘だと、証明してみせます。この瞬間によって自分の人生とキャリアが定義されることにはさせません。読んでいただいてありがとうございます」
ワーナーブラザースの対応
ワーナーブラザースはジョニーデップさんが演じていたグリンデルバルド役を新たにキャスティングすると発表しています。
ジョニーデップさんの裁判内容
ジョニーデップさんが起こしていたのは、元妻アンバーハードに対して暴力を振るっていたとする記事を書いたイギリスのタブロイド紙「The Sun」に対する名誉毀損裁判だ。7月、16日間にわたって行われた裁判では、デップとハードがそれぞれに供述。ハードは「自分は殺されるのではないかと思っていた」などデップの暴力が日常だったことを語っています。デップさんの元恋人ウィノナライダーも、「彼が暴力的だったことは一度もありません。ほかの人に対してもです」という、デップを弁護する手紙を裁判所に提出していました。
しかし、現地時間今月2日、裁判所は、「The Sun」が書いたことは実質的に真実だという判決を下した。129ページに及ぶ判決文の結論で、判事アンドリュー・ニコルは、「原告は名誉毀損を訴えるに必要な要素を提示したものの、被告は自分たちが出版したことが実質上事実であると見せつけた。私は被告が述べた14の事例を検証し、原告が語ることも考慮した上で、この結論を出している。こういった状況では被告が守られると議会は述べている。記事がフェアでない、被告に悪意があるということは、関係がない」と述べています。