北朝鮮では10日午前0時からピョンヤン中心部の金日成（キムイルソン）広場で朝鮮労働党創建75周年の閲兵式の軍事パレードを行いアメリカ本土を射程に収める新型の大陸間弾道ミサイル（ICBM）を公開しました
ICBM「火星15」より飛距離がアップ
新型ICBMの全長は火星15より2～3メートル長い23～24メートル
新型ミサイルは１１輪の移動式台車で登場
北朝鮮が最後に開発したとみられるICBM「火星15」は片側9輪の移動式発射台に載せられていたことなどから、ミサイルの全長が長くなった上に直径が大きくなり、飛距離が伸びたと推定されています。
韓国軍当局は火星15の飛距離を1万3000キロと推定してましたが今回開発された新型ICBMはこれを上回るとみられています。ミサイルの弾頭部分も更に長くなっていて、複数の弾頭を搭載できる多弾頭型なのが注目されています。北朝鮮はまた、「北極星4」と書かれた新型の潜水艦発射弾道ミサイル（SLBM）も同日に公開しました。
キムジョンウンの演説内容
金正恩（キムジョンウン）朝鮮労働党委員長は「敵対勢力による核の脅威を抑えるため、自衛的な戦争抑止力を引き続き強化していく」と述べました。開発目的がアメリカをけん制するためという発言は今回はありませんでした。
ICBMミサイルが東京に落ちたら
もし、北朝鮮が核ミサイルで日本を攻撃したら？という動画がYouTubeに公開されています。設定は東京駅上空で水爆が爆発した場合、被害はどのようになるのか？をシミュレーションしてみました。と言う内容です。
半径６キロ以内は衝撃はでほぼ壊滅
生存確率は数パーセント（熱で消滅）
新宿 渋谷 品川 スカイツリーなど
爆心地から１４キロ圏内では建物が倒壊
羽田空港 浦安
爆心地から２１キロで熱で火災
乾いた木が発火
横浜 船橋 三郷
爆心地から３４キロでガラスが割れやけど
磯子 町田 海ほたる
爆心地から６０キロでも影響あり
やけどなど全治１０日の被害
大磯 つくば 茂原
ICBMの正式名称は
大陸間弾道ミサイル
たいりくかんだんどうミサイル
intercontinental ballistic missile、
ICBMの速度（火星１５号の場合）
平壌北部（ICBMが発射実験される場所）からアメリカまでの到着予想時刻
- ニューヨークで40分30秒
- ワシントンDC41分
- ロサンゼルス38分
- ホノルル37分
- シカゴ39分30秒
- アンカレッジ29分
- グアム18分30秒
- 日本なら数分程度
新型ミサイルは更にパワーアップ
新型ICBMミサイルは更に威力が増している可能性は非常に高いです。開発が進めば当然飛行実験も行われることが想定されます。日本にとっても充分な警戒がひつようになります
