ラニーニャ現象で今年は大雪に警戒
9月25日に気象庁が今年の冬の天気予報を発表しました。発表された予報によると10月~12月はほぼ平年並みの予想になっていますが、地域によってはラニーニャ現象が続き大雪に警戒が必要な場所もあります。早めの雪対策が必要です
警戒が必要な地域
鳥取、島根、福岡、佐賀、京都の日本海側の方は大雪の警戒が必要です
10月~12月の気温
全国 3か月予報
(10月から12月までの天候見通し)
令和2年9月25日 気象庁地球環境・海洋部 発表
<予想される向こう3か月の天候>
向こう3か月の出現の可能性が最も大きい天候と、特徴のある気温、降水量等の確率は以下のとおりです。 この期間の平均気温は、北日本で平年並または高い確率ともに40%です。
10月
北日本日本海側と東日本では、天気は数日の周期で変わるでしょう。北日本太平洋側と西日本、沖縄・奄美では、天気は数日の周期で変わり、平年と同様に晴れの日が多いでしょう。気温は、北・東日本と沖縄・奄美で高い確率50%、西日本で平年並または高い確率ともに40%です。
11月
北日本日本海側では、平年と同様に曇りや雨または雪の日が多いでしょう。東・西日本日本海側では、平年と同様に曇りや雨の日が多いでしょう。北・東・西日本太平洋側では、平年と同様に晴れの日が多いでしょう。沖縄・奄美では、期間の前半は、天気は数日の周期で変わるでしょう。期間の後半は、天気は数日の周期で変わり、平年と同様に曇りや雨の日が多いでしょう。
12月
北日本日本海側では、平年と同様に曇りや雪または雨の日が多いでしょう。北日本太平洋側では、平年に比べ晴れの日が少ないでしょう。東日本日本海側では、平年と同様に曇りや雨または雪の日が多いでしょう。西日本日本海側では、平年に比べ曇りや雨または雪の日が多いでしょう。東・西日本太平洋側では、平年と同様に晴れの日が多いでしょう。沖縄・奄美では、平年と同様に曇りや雨の日が多いでしょう。気温は、東・西日本と沖縄・奄美で平年並または低い確率ともに40%です。降水量は、北日本太平洋側と西日本日本海側で平年並または多い確率ともに40%です。
<予想される冬(12月~2月)の天候>
冬(12月から2月)の出現の可能性が最も大きい天候と、特徴のある気温、降水量等の確率は以下のとおりです。
北・東日本日本海側では、平年と同様に曇りや雪または雨の日が多いでしょう。
西日本日本海側では、平年に比べ曇りや雪または雨の日が多いでしょう。
北日本太平洋側では、平年に比べ晴れの日が少ないでしょう。
東・西日本太平洋側では、平年と同様に晴れの日が多いでしょう。
沖縄・奄美では、平年と同様に曇りや雨の日が多いでしょう。
この期間の平均気温は、北日本で平年並または高い確率ともに40%です。降水量は、北日本太平洋側と西日本日本海側で平年並または多い確率ともに40%です。降雪量は、北日本日本海側で平年並または少ない確率ともに40%、西日本日本海側で平年並または多い確率ともに40%です。
西日本日本海側は大雪に警戒
西日本日本海側とは気象用語で近畿日本海側、山陰、九州北部地方を指します。上の地図では濃い緑色のエリアにあたります。
ラニーニャ現象で今年は大雪に警戒
ラニーニャ現象とは一般的によく耳にする海水温が上昇する「エルニーニョ現象」の逆の状態をいいます。ラニーニャ現象は南米のエクアドルからペルー沿岸にかけての広い海域で、海水温が平年に比べて0.5度ほど下がる現象のことをいいます。ラニーニャ現象は、エルニーニョ現象により東方へ追いやられた温水が西方に戻る時に発生し、その状態は1年程度続くといわれています。どちらも世界的な気候変動や異常気象をもたらすといわれています。
エルニーニョ現象
平常時の状態
太平洋の熱帯域では、貿易風と呼ばれる東風が常に吹いているため、海面付近の暖かい海水が太平洋の西側に吹き寄せられています。西部のインドネシア近海では海面下数百メートルまでの表層に暖かい海水が蓄積し、東部の南米沖では、この東風と地球の自転の効果によって深いところから冷たい海水が海面近くに湧き上っています。このため、海面水温は太平洋赤道域の西部で高く、東部で低くなっています。海面水温の高い太平洋西部では、海面からの蒸発が盛んで、大気中に大量の水蒸気が供給され、上空で積乱雲が盛んに発生します。
エルニーニョ現象時の状態
エルニーニョ現象が発生している時には、東風が平常時よりも弱くなり、西部に溜まっていた暖かい海水が東方へ広がるとともに、東部では冷たい水の湧き上りが弱まっています。このため、太平洋赤道域の中部から東部では、海面水温が平常時よりも高くなっています。エルニーニョ現象発生時は、積乱雲が盛んに発生する海域が平常時より東へ移ります。
ラニーニャ現象
ラニーニャ現象時の状態
ラニーニャ現象が発生している時には、東風が平常時よりも強くなり、西部に暖かい海水がより厚く蓄積する一方、東部では冷たい水の湧き上がりが平常時より強くなります(図2下)。このため、太平洋赤道域の中部から東部では、海面水温が平常時よりも低くなっています。ラニーニャ現象発生時は、インドネシア近海の海上では積乱雲がいっそう盛んに発生します
ラニーニャ現象が日本に与える影響
ラニーニャ現象が発生すると偏西風が蛇行し、西日本に寒気が流れやすくなります。そのため寒気が流れる地域では大雪の警戒が必要になります。鳥取、島根、福岡、佐賀、京都の日本海側の方は大雪の警戒が必要です。
ブログの紹介
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準備編 レンタカー回送に必要な物
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攻略編 レンタカー回送のコツ
レンタカー回送は1年中かせげるの?レンタカー回送の繁忙期とは
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